沖縄県うるま市で、2025年に疲労改善整体の開業を目標に、毎月沖縄で施術会を開催しています、現在長崎県島原市在住の長嶺です。
ありがたいことに、この数ヶ月で、多くの方に提供させていただける機会が増えてきました。
本当に来てくださる方の力になりたいなと強く感じています。本当にありがとうございます。
今回は、僕が患者様と関わるときに大事にしている「ネガティブな言葉を使わない」ことについて記事にまとめたいと思います。
病院や整体で嫌な思いをいた人に届いてほしいです。
セラピストや医療従事者の言葉は想像以上に影響を与える
僕は、簡単に「これは良くならない」「手術しないといけない」「痛みはずっと取れない」というような言葉がけを普通にしてしまう医療従事者やセラピストに対して、いつも怒りに近い違和感を感じています。
もちろん、現状をしっかりと伝えたり、今後の予後を話することは非常に重要なことなのですが、大抵の場合、相手の予後を踏まえた関わりができておらず、ただ一方的にセラピストや医療従事者が現在の体の状態を伝えていることがほとんどのように感じてしまいます。
ここでしっかりと覚えていてほしいことは、「言葉で簡単に人を縛ることができる」ということ。
言葉は自分たちが想像している以上に、考え方や自分のボディイメージに影響します。
子供の頃を思い返してみてほしいのですが、親や友達に「あなたはこういう人だよね〜」みたいな感じで言われた時、「自分はそういう奴なんだ〜」と認識したことは誰でもあるのではないでしょうか?
その内容がポジティブなものであれば問題ないのですが、容姿を悪く言われたり、体型を悪く言われる、考え方を馬鹿にされる…といったような、中身がネガティブな内容のことを言われると、その場で落ち込んでしまうかもしれません。
厄介なのは、その場で落ち込むだけでなく、「自分はこういう人間なんだ…」と、自分に対する認識が他人の指摘された内容に偏ってしまうことです。
僕も容姿や性格に関して、人にボロクソに言われた経験があるので、最近まで鏡をみることもすごく嫌だったし、挑戦することに関しても恐怖心を感じることも非常に多く感じました。
何かしらのきっかけがなければ、他人に言われた言葉の呪縛は簡単には解けません。だからこそ、言葉を使う時には本当に注意を払う必要があるのです。
それが医療従事者やセラピストになれば尚更です。
僕ら体のことを見られるプロの言葉は、身体のことを知らない一般の方からしたら絶対的な言葉です。
そこで不必要に不安を煽ったり、ネガティブなワードを伝えたりすると、結果その人の中で「自分は治らない」「カラダがボロボロなんだ」と自分の体のイメージをネガティブな方に固めてしまうのです。
そもそもカラダは変化するもの
そもそも、組織や構造が大きく問題を生じていない限り、身体は改善していくし、1日1日でも変化しています。
人間の体は、筋肉への負担だけでなく、気圧や気温、重力の影響、場所の影響などの環境的な要因や、人との関わりといった心理的な要因からも大きな影響を受けています。
なので、体の状態がいい日もあれば悪い日もあることが普通であり、体はその時その時で大きく変化しています。
そう考えると、ネガティブなワードを相手に向けて話すことでその人の認識がネガティブな方向にいってしまうのは、常に状態が変わる体にとっては悪影響でしかありません。
そのため、ネガティブなワードを直接言ってしまうセラピストは、相手の可能性を潰してしまっているのではないかとすら感じてしまいます。
ネガティブなことを言われても落ち込まないでほしい
僕が関わる方の多くが、セラピストや医療従事者にカラダが悪いなどのネガティブなワードを言われてしまい、それが頭に固まってしまっている方が非常に多くいるなと感じています。
僕らセラピストが本当にすべきことは、来てくれた人にネガティブな価値観を植え付けることではなく、現在の状態を見ながら、より快適に過ごせるようにすべきことをしっかり行うことだと考えています。
相手の伸び代や、今すべきことに向き合い、対応する。それこそがやるべきことなのでと考えています。
だから、ネガティブなことを言われてしまった人は、鵜呑みにしすぎずに、その人からは距離を置いてしまったほうがいいと考えています。
人の痛みをわからない医療従事者やセラピストは、本当の意味で人を良くすることはできないからです。
セラピストの方も、もっと言葉の重みを意識してください。自分が言われたらどう思うのか。それを意識すると相手にかける言葉も変わるのではないかと思います。