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全身の状態を診ること、そこに囚われないことの大切さ

沖縄県うるま市で、2025年に疲労改善整体の開業を目標に、毎月沖縄で施術会を開催しています、現在長崎県島原市在住の長嶺です。

今回は施術の報告をしながら、トラスとで大切にしている、「全身の状態を診る」ことの大切さについて解説していきたいと思います。

カズキ

不調の原因、痛いところだけとは限りません…

整体院を選ぶ際に大事になるポイントにもなるかなと思いますので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです♪

カラダの問題は不調のところだけではない!

肩こりが痛くてたまらない…

カラダの痛みが強くてなんとかして欲しい…。整体院や接骨院に行く時、まずは痛みのある部位をしっかりとほぐして欲しい…。

ほとんどの方がそう感じるのではないかなと思います。

僕自身も痛みや肩こりがある時は、人にしっかりとほぐして欲しいな〜と思うこともあります笑(子どもにマッサージしてもらえるとさらに嬉しかったりします笑)

後述しますが、整体でも痛みのある部位をしっかりと治療してもらうことはすごく大切なことです。実際に僕が瀬湯ポリヴェーガルつに入る時も、痛みや不調の強い部位から介入を行っていきます。

ただ、そこで知っておいて欲しいのは、「痛みの原因は必ずしも痛い場所だけではない!」ということです。

その理由は、「本当に不調がある、動きにくいところをカバーした結果痛みが出ている」ケースがとても多いからです。

人間の体って本当にすごくて、少しの不調や動きにくい場所があっても、他の部位でその動きをカバーすることができます。

なので、少し動きが悪くても問題なく体を動かすことができるのです。

しかしその一方で、使えないところをカバーして動いていると、使えないところの分の負担がかかってしまいます。

もともと使えない部分の分をカバーしているので、そこにかかる負担も普通以上にかかってしまいます。

そしてストレスが必要以上にかかった結果、カバーしている部分で痛みが生じてしまいます。

この場合問題になるのは、痛みの原因になる部分をしっかりと治療しないと、またカバーしている部分で痛みが生じてしまうということです。

現在痛みが出ている部分を治療すると、その場では痛みが良くなるかもしれません。

しかし、痛みの原因となっている部分が変わらなければ、またカバーできる部分で動きを代償してしまい、結果また痛みが出てきてしまう原因になるのです。

マッサージに行ってもまた痛みが出てしまう…

そういった経験のある方の原因が、痛みの大元をしっかりと治療できていないことにあるのです。

全身のつながりを見ながら動きを変える

実際に関わった方の事例を紹介したいと思います。

40代の男性の方で、膝の痛みがあるとの訴えがありました。

僕が施術に入る前に、まずは動きをチェックしながらカラダの中で頑張りすぎているところ、上手く使えていないところを探し出します。

動きを見ることで、カラダの中で使えるところはどこなのかが分かりやすくなるのです。

スクワットの動きを見ていると、股関節や背中の動きが少なく、それらの動きにくいところを膝が頑張ってカバーしていました。

膝の状態を見ていると、強い筋肉の緊張はなく、関節の動きも良好。

この場合、膝の筋肉が問題ではなく、上手く使えていない股関節や胸の動きの問題が強いと判断、しっかりと動きが出る様に介入を行いました。

股関節と胸、それぞれの動きにくい原因をさらに深ぼり、施術を実施。

結果膝の痛みはなくなり、スクワットの際にも膝の過剰な頑張りは改善されていました。

この方の様に、痛みのある場所以外にも問題になる場所があるケースはとても多いのです。

大切なのは、その人の状態をしっかりと見ること

痛い場所以外にも問題のある場所がある。そのことを知っておくのはとても大切なのですが、大事なのはその人自身を見ることができるかどうかだと考えています。

知識優先で「痛みがあるとは別の場所が問題!」とならないことが大事なんです。

例えば、肩に痛みがあって整体にいった時、担当の先生が肩を触ってくれない。

「なんで触ってくれないんですか?」と聞いてもそこが原因でないからの一点張りで、最悪怒られたり鼻で笑われてしまう…

痛みの原因とか何も知らない状態で、患者さんの訴えを聞かずに自分のしたい施術を提供されると本当にいい気持ちがするでしょうか?

僕はたとえ良くなっても、気持ち的に嫌な思いをしてしまうのならもうその整体院には行かないかなと思います。

理論の中では正しいことを言っているのかもしれません。

しかしそれ以上に大切なことはお客様と施術者の信頼関係です。

相手の気持ちをしっかりと汲み取りながら施術をできることが、何よりも大切だと考えています。

だからこそ僕は現在の状態をしっかりと説明するし、問診や会話からその人の思考などを読み取り、その人にあった関わり方を行う様にしています。

僕もお客様の力になれる様、一つ一つの関わり方を考えながら介入を試行錯誤していきたいと思います。

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