沖縄県うるま市で、2025年に疲労改善整体の開業を目標に、毎月沖縄で施術会を開催しています、現在長崎県島原市在住の長嶺です。
今回はお客様の治療報告です！
呼吸をメインとした介入で体だけではなく心も大きな変化があった方なので、改めて呼吸の大切さを感じた時間でした！
呼吸が変わると、カラダも心も変わります！
集中すると息が止まってしまう…→呼吸の問題！
今回介入した方は30代の男性。現在仕事も責任のある役職についてすごく忙しいとのことでした。
現在のカラダの悩みは「腰に痛みが出る」ということ。長く作業したり、車に乗っていると痛みが出てくるとのことでした。
まずは身体のチェックからおこなっていきます！
カラダの状態を見ていると、反り腰気味なのと、全身にギュッと力が入っている印象を感じました。
実際にカラダのコンディショニングに入っていくのですが、腰の痛いところの状態を見ていても、そこまで筋肉の硬さに問題は見られない…
そのため、筋肉の硬さには大きな問題はないと考え、別の要因を探していくことに。
気になったのは、「常に全身に緊張が入っている」ことでした。
彼の体は、にのうでやふくらはぎの筋肉がついていて、膨らんでいる状態。その一方で、胴体は細身です。
この体が意味することは、動体や体幹といったカラダの軸になる筋肉をうまく使えず、手足の筋力で動きをカバーしている状態だということです。
実際に動きのテストをしてみると、体幹や胴体の体を支える土台の筋肉は弱く、腕や足の筋肉が頑張りすぎている状態でした。
この状態だと、日常生活においても土台がしっかりとしていないため、必要以上に腕や足の筋肉を使う必要があり、それが全身の力が入っている状態につながり、腰痛が生じていると考えました。
そのため、介入の方向性を「体幹の力をうまく使える状態」にすることを意識して介入を行いました。
呼吸が変わることで体が安定する
改めてカラダの状態を見ていると、胸の形がたいらで、呼吸する時に胸が全然膨らんでいない状態でした。
この状態では、十分な酸素の取り込みができず、体幹機能の低下や疲労感の蓄積につながってしまいます。
実際に本人に話を聞いてみると、以前から呼吸のしにくさを感じており、特に集中するといつの間にか呼吸が止まってしまっているとの事。
無意識のうちに呼吸を止めてしまう場合、体が活動するスイッチ（交感神経）が過剰に働いていることが考えられます。
そのため、リラックスモードに入ってもらうために、胸を柔らかくして呼吸がしやすい状態を作る様に介入しました。
彼の場合、自分のカラダの状態を認識する感度はかなり高かったので、施術よりは運動をおこなった方がいいと判断。
呼吸が深くなる様に、ゆっくりと体を動かしていきました。
激しく動かすのではなく、ゆっくりていねいに動かす運動を行います
ゆっくりと運動を行った後は、胸が柔らかくなり、呼吸も深くなってきました。
それに伴い、寝てても痛かった腰の痛みは消え、本人もびっくりされていました。
呼吸が変わると、印象も変わる！
この時点でもだいぶ腰の痛みは解消されていたのですが、集中したときの緊張も改善させる必要があったので、自宅でできる、全身の緊張を解消する呼吸エクセサイズを実践。緊張が改善することでさらに体が緩んでくれたのですが、驚いたことに体が緩んだのと同時に雰囲気がすごく柔らかくなリました。
実は、全身のカラダの緊張とその人の印象、雰囲気はかなり関係性があるのです。
ずっと起こっていそうな人が近くにいると、雰囲気でこの人には近づきたくないと感じるかもしれません。
そう言った方はずっと体に緊張が入っている方がとても多いです。
逆に、雰囲気のいい、居心地のいいと感じさせてくれる人は、カラダもリラックスしていて、柔らかいイメージがあります。
私たち人間は、数字化できない、この様な目に見えない情報を、無意識に拾っています。
こういった空気感や雰囲気を感じる力は、その場の問題に対応したり、周囲の人と適切に関わるために非常に大事な能力なのです。
彼の場合も、全身の緊張が抜けてリラックスすることで、居心地のいい空間を作ってくれたのでした。
終わった後も、すごく体が楽になり、疲れも取れたとの事。
大分体が楽になってくれてよかったなと感じました。
今回の施術では、呼吸を整えることで、体だけではなく、空気感や心の状態までも大きく変わったお客様を介入させていただきました。
やはり呼吸は非常に重要だし、体が変わることで相手に与える雰囲気や態度も全然変わるのだなということを、改めて感じさせていただきました。
いつも大切な学びはお客様えお通して学ばさせていただいています。本当にありがとうございます
