沖縄県うるま市で、2025年に疲労改善整体の開業を目標に、毎月沖縄で施術会を開催しています、現在長崎県島原市在住の長嶺です
今回は、抱っこの時に痛みが出ていた方の報告を記事にまとめました!
抱っこの痛みに悩んでいる人のお力になれたらと思います!
抱っこの痛みの原因は「腕が頑張ってしまうカラダの使い方」!
今回関わらせていただいた方は、生後半年の子どもがいるお母さん。
現在の悩みは、お子さんが平均体重よりも重くなっていて、長く抱っこしていると腕が方が痛くなってしまうとのことでした。
赤ちゃんの体重は、その子によって波がありますが、重い子になると1Kg近い子もいて、長い時間抱っこをしていると腕や肩に痛みがでる方も少なくない印象です。
今回の方のカラダをまずは評価。両腕共に筋肉の緊張が強く、少し押しただけでも強い痛みがあります。
少し押しただけでも痛みがある場合、力が強く入りすぎていることが考えられます
普段から力が入って、負担が強くかかっていることが考えられます!
また、背骨の動きも硬くなっており、手を動かす動作を行なった時には、腕に過剰に緊張が入って動いている状態でした。
そのため、この方の抱っこ時の痛みの原因は「日常的に腕に力が入って動作をしている」ことが問題だと考えました。
動きのクセが痛みにつながる
僕たちの脳には、「カラダの使い方」がインプットされていて、このカラダの使い方をもとに運動を行なっています。
なぜ、カラダの使い方が頭にインプットされているかは、頭の中に動かし方がイメージされていることで、効率よくカラダを動かすことができるからです。
例えば、初めて包丁を使って料理を作る時、包丁を握る手に力が入りすぎていたりと無駄に力が入っている状態が、慣れるに従って包丁を握る手の力が抜けてきて楽に作業できるようになることは誰でも経験があるかと思います。
最初はどのくらい力を入れたらいいのか、どのようにしたら効率よくできるかが分からないので、力が入りすぎていたものが、何回も動作を行うことでどのようにしたら楽にできるかを学習していくのが、脳の役割なのです。
練習することでスポーツが上手くなるのも、これが理由です!
このように、カラダを動かすことで頭の中の「カラダの使い方」は、よりカラダを動かしやすいように変化していきます
脳の中で動きの経路が決まっているからこそ、早く動かせるようになるのです。
しかし、この頭の中の「カラダの使い方」の地図は、痛みが出るカラダの使い方であっても、動かし方のパターンが少なければその使い方しかできないという欠点も持ち合わせています。
研究でも出ているのですが、カラダの使うところは「カラダの使い方」として脳にインプットされるのですが、逆に使わないところは「カラダの使い方」から除外されていまうという脳の特徴があるのです。
そして、僕ら人間は、使いにくい部分は意識しないと使わないという特徴があります。
生きるために効率よくしたい、楽なことを続けたいという本能があるからです。
結果、カラダの中でも意識しやすい、使いやすいところしか使わなくなり、負担が偏った結果痛みや疲労感の原因になってしまうのです。
こうなってくると、痛みがある筋肉をゆるめても、使い方が変わらないので、結果また同じ場所に痛みが出てしまうのです。
カラダのクセを減らしていく
この方の場合、抱っこしたりカラダを使う時に腕だけで頑張ってしまうクセが痛みの原因であると考えました。
そのため、介入としては、
・カラダの硬くなっている部分、腕だけで頑張る原因になっている部分をしっかりとほぐす
・普段使っていないカラダの使い方を行う
の2つをメインにして介入を行いました。
腕全体、そして背骨の硬さが強かったので、しっかりと動くように介入を行うことで、肩周りの動きがだいぶ軽くなっていました。
その後、手首を使いながら、色々なパターンで腕を動かす練習を実施。
地味だけど動きがわからなくて混乱してきます笑
普通に生きてたら絶対にやらない動きですよね笑
というやりとりをしながら体操を指導しました。
あまりにも動かしにくいので苦笑いしながらやってくれましたが、終わったときの腕の軽さに驚いたらしく、
こんなに腕が軽いのは初めて!
とありがたい感想をいただきました。
後日、「いくらでも赤ちゃんを抱っこしても大丈夫でした!」と連絡が来まして、本当によかったなと感じています。
赤ちゃんの抱っこって、お母さんにとっても、赤ちゃんにとっても愛情を感じられる大事な時間だと考えていて、その時間が痛みやしんどさを感じてしまうのは非常にもったいないと感じてしまいます。
親子の今しかない大事な時間を、より楽に過ごすお手伝いができれば。
そう思いながら、しっかりとカラダが変わるように施術させて頂きました。
本当にありがとうございました!