2025年に沖縄県北中城村にて、整体院を開業予定、現在長崎在住の長嶺です。
今回のブログでは、瀬術のイメージをしやすいようにできればと思い、実際に来ていただいたお客様の症例をご報告したいと思います。

整体のイメージをつけて頂けましたら嬉しいです♪
痺れの症状は神経だけが問題ではない!?しっかりと評価することが大事です
今回のお客様は50代の男性の方。
カラダのお悩みは、半年ほどずっと腕の痺れが取れずに困っているとのこと。
料理人をしているとのことでしたが、時折腕の力が抜けてしまうほどに痺れてしまい、どうにかしてほしいということで今回来院されました。
カラダの痺れの症状に対応する時、多くの方が、「整体で痺れの症状が良くなるの?神経の問題ではないの?」と聞かれます。
その答えとしては、「痺れの原因をしっかりと検査して、対応可能かどうかを判断する」ことが大事だと考えています。
ヘルニアのように、神経圧迫が問題で症状を引き起こしている場合、重い症状の人の場合は医師による診断、治療が必要な場合があるため、しっかりと整形外科でも行うようなテストをして、セラピストが介入しても問題ない症状かを確認する必要があります。
大事なのは、僕が全部お客様の症状を治そうとするのではなく、医師の診断が必要な方であれば、早急に医師の診察をすすめ、そのお客様にあった治療方法を選択することが一番大事だと考えています。
少し話が脱線してしまいましたが笑
このお客様の場合、神経テストを行なっても医師の判断が必要なレベルの問題はなかったため、痺れの原因が何から来ているのかを実際のカラダを見ながら判断していきました。
痺れの原因も、神経の問題だけではなく、いろいろな要因から症状が出てきます。
筋肉の硬さの問題であったり、
姿勢の問題であったり、
カラダの使い方の問題だったり、
カラダの血の巡りが悪くなっているのが問題だったり…
カラダの症状や普段の生活、環境の状態を確認しながら、この方の症状に一番近い問題はなんなのかを調べていきます。
その結果、この方の痺れの原因は、「筋肉の使いすぎにより硬くなっていること」が原因の可能性が高いことがわかりました。
筋肉が硬くなると痺れが出てくる理由
筋肉が硬くなると痺れ症状が出てくる理由。それは、筋肉には硬くなると痛みや痺れのような症状が出てくることがよくあるからです。
筋肉が硬くなると、血液の流れが悪くなってしまうため、痛みや痺れの症状が起こりやすくなってしまいます。
筋肉が硬くなった状態のことを、「トリガーポイント」といい、筋肉が原因で痛みや痺れといった不調が出ている方の原因になってきます。
また、このトリガーポイントを押すと、押された場所だけではなく、その周囲に痛みや痺れ、違和感の様な症状が広がることがあります。
この時に痺れる場所と筋肉を押した時にでた症状の場所が同じ場合、その筋肉にトリガーポイントができたことで痛みや痺れの原因になっていることが予測できるのです。

この方の場合、長掌筋という部分が特に筋緊張が強くなっており、押すと痺れの症状が再現されたため、その筋肉が柔らかくなるようにカラダをほぐしていきました。
筋肉をほぐした後、痺れの症状はだいぶ落ち着いていたようで、お客様もとてもびっくりされていました。
大事なのは、筋肉が頑張りすぎないカラダの使い方
筋肉の硬さをっととの得たことで、痺れの症状はだいぶ軽くなったのですが、本当に大事なのは、なぜ筋肉が痺れ症状が出るほどまでに頑張っていたのだろうかということです。
そこまでしっかりと把握しなければ、たとえ筋肉をほぐして症状が楽になったとしても、また同じ症状が出てきてしまう恐れがあります。
今回のお客様の場合、料理人ということもあり、ずっと腕に負担をかけている仕事のため、筋肉が頑張りすぎなくても大丈な状態を作れるように、簡単な体操を行いました。
この方の場合、包丁を握るのに必要な力が1だとして、うまく力を調整できず、10近くの力を使って普段の生活を送っているのが現状でした。
なので、もっと力抜けても作業はできるし、カラダも無理せずに快適に動かせられるよ、ということを、実際にカラダを動かしながら学習してもらいます。
なかなか慣れない動きに苦戦していましたが、体操を行った後は腕の軽さにとても驚かれ、力が抜けた結果腕の太さもシュッとした感じに。
痺れはほとんど感じなくなったと喜ばれていました。
なぜその症状が出ているかを、しっかりと考えていきます
今回は、痺れの症状が良くなったお客様のご報告をさせていただきました。
ここで大事だと感じているのは、しっかりとお客様の症状の原因を知ろうとすることだと考えています。
その人その人で症状の問題となっている要素は変わってきます。
一人一人の問題点を把握した上で、その意思や経験を尊重すること。
その人の問題になっているところを探して整えることが、より快適に過ごしてもらうために大切な事だと考えています。