沖縄市松本で、疲労改善整体トラスとをしています、理学療法士の長嶺です。
人と関わっていると感じることが、「ココロとカラダは繋がっている」ということ。
一見すると本当に繋がっているのか疑問に感じるかもしれません。
ただ、最近では脳と体の関係、情動、いわゆる感情が自律神経に与える影響なども研究でわかってきているので、体と心の関係も少しづつ判明してきている部分があります。
また、研究や難しい知識を入れなくても、心と体のつながりが大きく出るところ、それが「その人の価値観と行動」です。
僕たちは、自分の価値観にしたがって行動を行います。
たとえば我が家で言えば、嫁さんは洗い物をパッとやってしまいたいタイプ。
一方で、僕は一息ついてから取り掛かりたいタイプ。
同じ夫婦でも、価値観が違うわけです。
そして嫁さんはゆっくり動かれるのが好きじゃないので、僕の動きだしが遅いのにイライラし、自分で洗い物しながら怒る。
それを見て僕はまた怒ってやって〜としなしなになってしまう笑
この場合、嫁さんは怒りで交感神経爆あがり、筋肉が緊張するパターンに入ってしまい、
僕は申し訳なさと不甲斐なさで否定された気になり、ストレスを体に溜め込んでしまうわけです。
こう考えると、その人の価値観や行動って、結果的に体の問題と切り離せない関係だったりするわけなんです。
頑張りすぎる=自分の価値観で体を崩しやすい
例え話がわかりやすかったかはさておいて笑
このように価値観が心と体に影響を及ぼす人に多いのが、「完璧主義で、真面目」というのがあります。
外から見ると、なんでも一生懸命。
仕事も人との交流も人一倍頑張る。周りへの気遣いもすごくて頼りになる。
一見すると、なんでも完璧にこなせるすごい人。
でも、その実その人の頭の中では「失敗できない」「失敗すると自分の価値がなくなる」「失望されるのが怖い」といった恐れを心の奥に抱えている方がいらっしゃいます。
本当に自分は完璧でないといけないと感じて、必要以上に自分を追い込んだり、周りへ気を配り続けてしまうんです。
自分自身にプレッシャーをかけ続けてしまい、結果心や体の症状に繋がってしまう…。
真面目な方ほど、心も体も壊してしまう方が多いと、普段から感じてしまいます。
そして、自分だけならまだしも、自分の周囲の人にまで完璧を求めてしまうと、他人との関係にも問題が生じてしまいます。
特に家族との関わりで、自分ができることを相手にも同じレベルで求めてしまう。
少しの間違いでも、指摘したりしてしまう…。
そうなってくると家族間での関わりにも問題が出てしまいます。
真面目で完璧主義に見える方でも、実は無理をしてしまっていることが非常に多いのです。
子どもの頃の自分を思い出してみる
真面目で完璧主義になると問題が怒る人は、「無理をしてしまっている人」になります。
もっというと、「これまでの経験で真面目にしないといけない」と学習した人が心も体も壊してしまうケースが非常に多いのです。
僕は施術を行う際、色々とその人の情報を聴きながら介入するのですが、その際に確認することとして、
「子どもの頃はどんな子どもでしたか?」と聞かせていただいています。
子どもの頃、特に小学校低学年までは、親や周囲の人の影響を受けていない時期。
その人自身の本来の価値観が子ども時代の価値観と関係してきます。
たとえば、真面目そうに見える方が子どもの頃はいたずら大好きで走り回っていたり、
逆に明るく人の中心にいる方が子どもの頃は非常におとなしかったり…。
現在の状態と、子どもの頃の状態がかけ離れていればかけ離れているほど、心や体に問題を生じていることが多く見られると感じています。
そして、完璧主義を求めてしまう人ほど、特に親との関わりの中で価値観が形成されている印象があります。
「しっかりしないと親に怒られる」
「何かと兄弟と比べられる」
そういった経験をしていると、正解を出さないといけない!と頑張りすぎてしまう傾向があります。
かくいう僕ももれなくその1人で。
親としてはしっかりと勉強して、外でも聞き分けのいい人になってほしいという純粋な愛情だったと思いますが、
当時の僕には、上手くできたと思っていても、高水準でなければ怒られるという環境に、しっかりとしないと自分には価値がないんだと感じていたのだと、今になって思います。
このように、たとえ親はその子のことを思っての行動でも、子どもがその親の思いをまっすぐ受け取ってくれるわけではありません。
それだけ、子どもの時に受けた経験というのは、その人の人格や価値観を決めてしまうほどの強烈なものになるのです。
心と体のゆとりを持つこと
「自分は頑張りすぎていたのかもしれない…」
ここまで書いていて、自分が頑張りすぎていることに気づく方もいるかもしれません。
ただ、自分の価値観を変えるのは、頭で思ってもすぐにできるものではありません。
価値観は意識の奥底、潜在意識の領域に入ってくるので、考えずともオートでその思考に入ってしまうからです。
自身の価値観を変える方法は、自分の価値観のかたよりに気づき、体からリラックスして心のゆとりを持つことが何よりも大事です。
このブログの最初に書いていますが、心とカラダは繋がっています。
カラダがリラックスして緩むことができれば、心のゆとりも持つことができるようになります。
心のゆとりが持てるようになれば、自分の価値観の偏りにも気づくことができるかもしれません。
整体トラストでも、その人らしさを引き出すサポートをさせていただいています。