沖縄県うるま市で、2025年に疲労改善整体の開業を目標に、毎月沖縄で施術会を開催しています、現在長崎県島原市在住の長嶺です。
今回の記事では、整体にこられる人が気になるであろう「姿勢」に関して記事を作成しました。
姿勢の悪さに悩んでいる人はぜひ見てください!
猫背や反り腰は本当に悪い姿勢?
整体をしていると、色々なお客様から、
お医者さんや整体の人に姿勢が悪いと言われた…
カラダの痛みは姿勢が悪いからかな?
といったお悩みを聞くことがあります。
それに対して僕は、
姿勢が悪い=体が悪いわけではないですよ!
とお伝えしています。
僕は姿勢に関しては、「その時その時で変わるものであり、逆に正しい姿勢ばかり撮りすぎていることが問題にもなる」と考えています。
少し言い回しが難しくなってしまいましたが、しっかりと解説したいと思います。
そもそも正しい姿勢ってどんな姿勢?
そもそもの話、「正しい姿勢」とはどのような姿勢のことを指すのでしょうか?
一般的に正しい姿勢をイメージした時には、「背筋が伸びてまっすぐな姿勢」が連想されるかもしれません。
一見すると綺麗に見える姿勢かもしれません。しかし、「正しい」と言われている背筋を伸ばした姿勢、本当にいい姿勢なのでしょうか?
綺麗に見える姿勢だから、正しい姿勢なんじゃないの?
では、背筋を伸ばした姿勢で長い時間立つことができますか?
上の会話のように、背筋を伸ばしたまま何時間も同じ姿勢で立ち続けることはできるでしょうか?
ほとんどの人が背中を丸めて休憩したくなるでしょう。
もしかしたら腰や肩に痛みを感じる方もいるかもしれません。
僕は正しい姿勢の定義として、「長い時間その姿勢をとっていたり、色々な活動をしていても快適に過ごせる状態」と考えています。
動物のことを考えてみればわかるのですが、彼らは見た目を気にしません。それよりも獲物を捕まえたり、天敵から逃げたりと、どんな状況でもカラダを動かせる状態が大事な世界で生きています。
生きている以上、僕たち人間も様々なシチュエーションでカラダを動かせることが大切になってくるはずなのです。
例えばサッカーのメッシ選手を見ていると、すごく身体能力が高い選手である一方で、姿勢は猫背と、必ずしも綺麗な姿勢ではないことがわかります。
ところが、僕たち人間は、見た目がいい=いい姿勢と考えている人がすごく印象があります。
この綺麗な姿勢=正しいの概念が生まれたのは実は近年になってから。軍隊で兵士たちの指揮を高めるために、背筋をピント伸ばした姿勢を取らせるようになったことが始まりだと言われています。
見た目の姿勢=正しい姿勢とは限らないのです。
背筋を伸ばすとカラダに逆効果!?
さらにいうと、ピシッと伸ばした姿勢がカラダに悪影響を起こしていることも少なくありません。
もともと、僕たち人間の背中は真っ直ぐではなく、S字のカーブになっています。
なぜS字カーブになったかというと、「歩くときの衝撃を吸収するため」と言われています。
僕らは何気なく二本足で歩いていますが、足が床につくときの衝撃が、背中や頭に伝わります。
この衝撃は1歩あたり体重の1.2倍とかなり強く、衝撃を和らげなければ背骨や脳にダメージを与えてしまうほどです。
背骨はS字カーブになることで、この衝撃をうまく吸収してくれます。逆にまっすぐになってしまうと、衝撃を吸収できないため、腰の問題や歩きづらさに繋がってしまうのです。
実際に、背筋がビシッとしている方のカラダを見ていると、腰痛や肩こり、首の痛みに悩まされている人も多いですし、猫背と言われている人よりもカラダの回復が遅い人も多くいらっしゃいます。
背筋がまっすぐすぎるのは逆に問題です!
大事なのは「柔軟性」
姿勢はその他にもいろいろな影響を受けています。
内蔵の問題や天気の関係、ストレス、感情、さらには親からの遺伝まで…。
これだけ多くの影響を受けているので、その日その日でも姿勢は変わっているのです。
そのため、僕が感じているいい姿勢は、「どんな状態にも適応し、快適に動ける状態」だと考えています。
疲れや痛み、カラダの問題を抱えている方のほとんどが、「一つの姿勢で固まってしまっている」状態です。
猫背なら猫背の状態で、背筋ビシッとした姿勢ならその姿勢で…。動きにゆとりがなくなってしまい、その姿勢で動くことができなくなっている人がほとんどです。
なので、僕の整体では、カラダがいろんな状態に適応できるようにリラックスさせていきます。
そうすることで、体が快適に動けるようになりますし、固まっていた姿勢が緩んでくれるため、結果的に猫背や反り腰も改善してきます。
体が快適になった結果、姿勢も変わります!
綺麗な姿勢を目指すよりも、快適に動けるから作りをしていくと、自然と姿勢も改善していくと日々の関わりの中で感じています。
今回は綺麗な姿勢が必ずしも正しい姿勢ではないということを伝えたくて記事を書きました。
姿勢に関して悩んでいる方の一助になればと思います。