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自身のカラダに意識を向ける大切さ

うるま市、島原市で整体院トラスとをしています、長嶺です。

現在モニターとしてお客様に整体を提供しているのですが、不調を感じている人にすごく多いのが、「自分のカラダを感じる感覚が弱くなってしまっている」事です。

今回は、自分のカラダに対して意識を向けることの大切さを記事にしていきたいと思います。

自分のカラダの感覚がわからなくなる、という事

整体で関わった方の一例なのですが、その方の訴えは全身の疲労感、頭痛、視野が狭くなる、肩こりでした。

全身の状態を見ていると、血流のバランスも悪くなっており、首回りの筋肉がガチガチになっている状態。

呼吸もすごく浅くなっており、日常からすごく頑張っている方なのかなという印象がありました。

そして、その方の1番の特徴が、「カラダの至る所で問題が出ているけど、その問題に気づく事ができない」状態でした。

自分のカラダの状態に気付けないことなんてあるの?

カズキ

実はカラダの状態に気付けない方、多いんです……!

「自分のカラダの事がわからないことなんてあるの?」と感じる方も多いと思います。しかしその実、整体を通して人と関わっていると、自分のカラダの認識が弱くなっている人がかなり多いことに気づかされます。

僕がその人のカラダの状態を把握するときに大事にしているのが、その人が自分のカラダの事を認識できているかどうか。

具体的な方法としては、あおむけに寝ている状態で、左右差や姿勢のかたよりを認識できているかどうかを確認します。

この時大事なのは、左右差やかたよりがないかを確認するのではなく、自分のカラダのかたよりを認識できているかという事。

人間は誰でも左右差があるので、どちらかにかたよるのは当然のこと。あおむけで寝ると床にカラダがつく感覚を感じとる事ができるので、自分の左右差や姿勢のかたよりに気付きやすくなります。

しかし、自分のカラダを感じとる能力が弱くなってしまっている場合、あおむけで寝ていても自分のカラダのかたよりに気付けない方がいます。

そういった方は自分のカラダの認識が低くなってしまっていて、この方も自分の左右差に気付けない状態でした。

この様な方の特徴として、

感覚を感じられない人の特徴

・本当に症状が重くならないとカラダの問題に気づく事ができない

・呼吸が浅い

・表情が固く、笑顔がぎこちない

・人と話す際に、無意識にカラダに力が入っている

・目に力が入っている

・自分の価値観に囚われている

の様な印象の方が多いと感じていて、今回拘らせていただいた方も、上記の症状に当てはまる要素が見られていました。

この様な自分のカラダの事がわからなくなっている状態のことを、専門用語で「感覚健忘症」といい、この状態が続くと不必要にカラダに力が入ってしまったり、カラダが回復するために大切な自律神経の働きも難しくなってしまうので、痛みや疲労の原因になってしまいます。

頑張りすぎるとカラダの事がわからなくなる

なぜ自分のカラダがわからなくなってしまうの?

カズキ

原因の一つに、「頑張りすぎ」があります!

自分の感覚がわからなくなる原因の一つに、「日常生活で頑張る場面が多く、カラダをリラックスさせる事ができない」があげられます。

新しい環境で頑張っている、仕事に責任感を持って頑張っている、子どものことを過剰に心配している……。

この様に真面目で普段から頑張っている人の特徴として、周りに合わせようとしたり、周囲の評価をすごく気にしている人が多い印象です。

周囲や周りに意識が言っていると、視覚や聴覚といった、自分以外の外の情報を認識する感覚を優位に使う傾向の人が多くなります。

そして、目や耳といった外を知る感覚が優位に働く様になると、自分のカラダを認識する感覚を感じる事が難しくなってしまうのです。

この方も、話を聞いてみると、最近環境が変わり、新しい挑戦を始められたとの事。

誰でも経験あるかとは思いますが、新しい事に挑戦される時は不安と緊張が強くなるもの。精神的なストレスも大きくなってしまいます。

結果、この方も、目に力が入って過剰に目で情報を入れようとしており、逆に自分のカラダを感じる感覚が弱くなっている傾向が見られました。

実際に目や首の動きを見てみると、目を動かす筋肉に力が入りすぎていて、首と目の動きがうまくつながっていない状態。

目を頑張って使いすぎている。普段からパソコン業務も多いとの事でした。

頑張ることは大事な時期もありますが、カラダのリラックスする感覚を忘れてしまった状態では、多くの問題が生じてしまうのです。

カラダのリラックスを取り戻す

施術では、まずは自分のカラダを認識できる様にしていくことから始めます。

その人の反応しやすい刺激を見ながら、カラダの認識が弱くなっている場所に感覚を入れていく。

場所によっては揺らしてみたり、ただ触るだけだったり、軽くカラダを動かしてもらったり…。そういったことをしていくと、不思議と強く揉んでいないのにカラダの緊張が抜けていきます。

認識を入れていくたびにカラダの左右差もわかる様になってきて、ここでようやく自分がカラダの認識が落ちていたことに気づかれます笑

最後に頑張りすぎていた目のコンディショニングを整えて終了。

その場での動きも変わっていたし、その後疲労感も改善していたと話も聞いたので、介入させていただいて本当にありがたいなと感じました。

本当に自分の夢のため、家族を支えるために必死に頑張っている人ほど、自分のカラダの認識が弱くなり、痛みや疲労といったカラダのトラブルが生じてきてしまいます。

そういう頑張っている方こそ、カラダがリラックスしている状態をしっかりと認識できる様になると、カラダの頑張りもだいぶ楽になるので、今まで以上に仕事や子育てにも余裕が生まれてきます。まずはリラックスする事が非常に大切になります。

家族のために頑張っている人が苦しむのは僕はすごく嫌で、頑張っている人ほど報われて欲しいし、楽しく家族との時間を過ごしてほしい。

その思いを大切にして関わる人の疲労や痛みを改善していきたいと考えています。

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